バランスが重要!ロゴマークとロゴタイプを組み合わせたデザインで必要なこと

会社やブランドのイメージを表現するのがロゴマークで、会社名や商品名を文字で表現するのがロゴタイプです。

ロゴマークとロゴタイプのどちらかを選択するケースもありますが、両方を組み合わせることで会社のコンセプトと会社名を同時にアピールできるというメリットがあります。そこで今回はロゴマークとロゴタイプを組み合わせたデザインで必要なことを紹介していきます。

会社名や商品名をアピールしたいときはロゴタイプに重きを置く

ロゴマークとロゴタイプを組み合わせたデザインを考えるときにはバランスを意識する必要があります。バランス調整を行うためには何を重視するかという部分を明確にしておく方が良いでしょう。例えば会社名や商品名を覚えてもらいたいと思っている場合は、ロゴタイプに重きを置いたデザインを作ることが求められます。

具体的な方法としてはサイズ調整が効果的だと考えられます。ロゴマークよりもロゴタイプのサイズを大きくしておくことで、ロゴタイプに注目が集まるようなデザインに仕上がるでしょう。ロゴタイプが目立つような配置を考えるのも1つの方法です。

中央にロゴタイプを配置して、空いたスペースにロゴマークを配置すれば会社名や商品名をアピールしやすくなります。ロゴタイプで使用するフォントを工夫するのも有効な手段です。ロゴタイプを目立たせたい場合には、ゴシック体フォントや明朝体フォントのような文字がくっきりと見えるものを使うのが好ましいでしょう。

会社やブランドのコンセプトはロゴマークでアピールする

会社やブランドのコンセプトをアピールするときには、ロゴマークを有効活用します。例えばハウスメーカーの場合は家をモチーフにしたロゴマークを作ります。木造建築が得意な場合は木を使った家をロゴマークにするのが良いでしょう。

マンションを作ることが多い場合はロゴマークもマンションをイメージしたものが良いと考えられます。このように会社をイメージしやすいようなロゴマークを作ることが重要になります。会社やブランドのコンセプトをアピールしたい場合は、ロゴマークが目立つことが大切だと言えます。

そのためロゴタイプよりもロゴマークの方が大きいサイズで表示されている方が良いでしょう。ロゴマークを中央に配置することで、人の視線はロゴマークに集まることが多くなります。会社やブランドのコンセプトをアピールしたいと考えている場合はロゴタイプが目立つのは良くないので、ロゴタイプのサイズは小さめにしておくのが効果的です。

ロゴタイプのデザインにこだわってしまうと、ロゴマークに視線が集まらないこともあります。コンセプトのアピールを意識している場合は、ロゴマークのオリジナリティーを重視するのが良いと考えられます。

バランスを均等にするのも1つの方法

ロゴタイプもロゴマークもアピールしたいという欲張りな考えを持っている人もいるでしょう。特に起業したばかりの人は会社のコンセプトも名前も覚えてほしいと考えていることが多いです。そのような場合にはロゴタイプもロゴマークも目立たせるような努力が必要になります。

そこで効果的なテクニックがバランスの均等化です。ロゴタイプとロゴマークのバランスを均等にすることで、どちらにも人の視線が集まるようになるので両方を覚えてもらえる可能性が高まります。ここで注意したいのが視線の分散です。

ロゴタイプとロゴマークのどちらも特徴の少ないデザインであった場合、人はどちらの印象も残らないことが多いと言えます。これはどちらも強調していないことで人の視線が分散してしまい、どちらも覚えてもらえないという現象が起きています。

このような事態を回避する方法として挙げられるのは、どちらも派手なデザインに仕上げることです。どちらもオリジナリティーの高いデザインに仕上げることで、両方のデザインが人の記憶に強く残る可能性が高くなります。

バランスは均等にしなければならないので、デザインを複雑化する方法や色合いで強弱をつける方法でインパクトのあるロゴデザインを作り上げる必要があります。

カラーリングでバランスを調整しよう

色を変えることでもロゴタイプとロゴマークのバランスを調整できます。例えばロゴタイプの印象を強めたいケースでは文字の色に暖色系を使い、ロゴマークには寒色系の色を使うのが有効だと考えられます。ロゴマークのアピールを意識している場合は、ロゴマークに暖色系を使ってロゴタイプに寒色系を使います。

これは人の目線の動きを利用しています。人は派手な色合いに目が行く可能性が高いので、赤色やオレンジ色のような暖色系を使えば視線を集めやすいのです。黄色も派手な色なので、目立させたいデザインに使うのが良いでしょう。

ロゴタイプとロゴマークの両方をアピールしたい場合は、色のバランス調整が難しいです。どちらも同じ色にしてしまうと特徴の少ないロゴデザインになりやすいので注意が必要だと言えます。

両方を目立たせたい場合は、系統を統一するのが効果的だと考えられます。例えばロゴタイプに暖色系を使った場合、ロゴマークにも暖色系を使います。ここで重要なのは色の使い分けです。ロゴタイプに赤色を使った場合はロゴマークには赤色以外を使う必要があります。

この例で言えばロゴマークには黄色やオレンジ色といった色の選択が良いでしょう。

背景とのバランスを考える

ロゴタイプとロゴマークを組み合わせたロゴデザインに背景イラストも追加したいと考えている人もいるでしょう。そのような場合はロゴデザインと背景イラストとのバランスを調整することも重要になります。目立たせたいのはロゴデザインの方なので、背景イラストは地味なものが好ましいと言えます。

海のイラストや花のイラストといった明るい色合いが使われるものは、背景イラストの方が目立つ確率が高くなります。そのような背景イラストよりも、森林や草原のような落ち着いた色が使われているものを背景イラストに使用する方がロゴデザインが目立ちやすくなるでしょう。

背景イラストとロゴデザインが同化しないようにするために、ロゴデザインの背景に色を付けてみるのも良いテクニックだと言えます。

バランス調整ができれば良いロゴが作れる

良いロゴを作りたいのであればバランス調整を意識する必要があります。ロゴタイプとロゴマークのどちらを強調したいかという部分を考えながら、バランスを調整しましょう。どちらもアピールしたい場合はバランスを均等にするのが効果的だと考えられます。

他にも色合いや背景とのバランスを変えることで印象的なロゴに仕上がる可能性が高まります。バランス調整を駆使して優良なロゴを作りましょう。